車の窓が凍ってる! 早く解かす方法は ワイパー禁物 “9割時短”の神アイテムも
「解氷スプレー」あるとないとじゃ大違い!
まずは、ウインドウの凍結を取るためにスノーブラシと解氷スプレーを用意しましょう。道具をそろえたら、エンジンを始動させてエアコンをオンにします。このときエアコンのモードはフロントウインドウの曇りを取り除く「デフロスター」にします。リアウインドウも凍結している場合は「デフォッガー」のモードも併用します。
この際、エンジンをオフにしてエアコンのみオンにするのは避けるべきです。その状態ではエアコンを作動させる電力はバッテリーに蓄えられた分のみになります。エンジンからの充電なし、それに加えて低温状態で酷使することになり、バッテリーの上がりや劣化を促進させます。
また、エンジンを始動させる前に、マフラー出口が雪などに埋もれていないことの確認も忘れずに。もし埋もれていたら、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒となる危険があります。
さて、デフロスター、デフォッガーで凍結が解けてきたらスノーブラシの先端がゴムになっているほうで凍結を取り除いていきます。ただJAF(日本自動車連盟)の実験によると、デフロスター、デフォッガーだけでウインドウの凍結を解氷させようとすると約10分を要するといいます。それに対して解氷スプレーを使用することで、その時間は1分にまで短縮できるという実験結果が出ています。これぐらいの時間であれば、出勤前に作業を済ませることができるでしょう。
年に数回程度の霜、凍結に見舞われるような地方では、解氷スプレーを常備している人は少ないかもしれませんが、冬の忙しい朝、思わぬ困難に遭遇しないために、購入しておくことをおすすめします。
【了】
Writer: 小林祐史(ライター、カメラマン)
プラモデル雑誌の編集部から独立し、フリーランスライター、カメラマンに。バイク、車関連はモータースポーツからスタートしたが、近年は交通安全や道路事情等も取材。ドローン操縦にも挑戦中です。
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