近鉄郡山駅"北側移転"スタートへ 駐車場が駅前広場に 2030年完成めざし基本協定

市役所と郡山城跡が至近距離になります。

駐車場ビルを解体して再開発

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近鉄橿原線の近鉄郡山駅(画像:写真AC)。

 奈良県は2023年2月3日(金)、大和郡山市にある近鉄橿原線の近鉄郡山駅について、北側の市役所前へ約150m移転する計画に関する県市・近鉄の三者の基本協定を締結したと発表しました。

 この基本協定で、約40億円の整備費用の負担割合などが決定。近鉄郡山駅の移設について、まもなく事業開始をむかえ現地調査がスタートしていきます。

 近鉄郡山駅の移設計画は、2019年に「近鉄郡山駅周辺地区まちづくり基本計画」で「城下町の風情を活かし、いきいき暮らせるまちづくり」という方向性が決定。そのなかで近鉄郡山駅を当該エリアの中心に据えることで、公共施設、郡山城跡、商店街へそれぞれアクセス利便性の向上を図るとしています。

 これまで上下線別改札で、矢田町通りに面するこじんまりした駅だった近鉄郡山駅。移転後の駅舎は橋上駅舎となるほか、三の丸駐車場の跡地にロータリーつき駅前広場が整備され、駅とバスターミナル機能が一体化されます。

 移転完成は2030年度を目指すとしています。なお近隣では、JR大和路線の奈良~郡山間に京奈和道・奈良IC(仮)と接続する新駅を設置する計画も進められています。

【了】

【近鉄郡山駅の移設計画の概要】

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