宮古島沖で発着艦120回!? 中国空母「山東」艦載機の訓練を実施 防衛省・自衛隊
航空自衛隊の戦闘機もスクランブル発進したそう。
日本側は海自の護衛艦2隻が対応
防衛省・統合幕僚監部は2023年4月10日(月)、沖縄周辺の海域を航行する中国海軍のクズネツォフ級空母「山東」が艦載戦闘機の発着艦を行うのを、海上自衛隊が確認したと発表しました。
説明によると、「山東」を含む複数の中国海軍艦艇が、7日(金)から9日(日)にかけて太平洋上の海域を航行していることを確認したそうで、いずれの日も宮古島の南方海上にいたとのこと。
陣容は空母「山東」のほかに、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート1~2隻、フユ級高速戦闘支援艦1隻という構成で、日本に最も近かった9日には宮古島の南約230kmの位置にいたといいます。
また、この間に中国海軍の空母「山東」において艦載戦闘機による発着艦を約80回、同艦載ヘリコプターによる発着艦を約40回、合計で約120回の航空機による発着艦を確認しています。
これに対し、海上自衛隊は長崎県の佐世保基地を母港とする第13護衛隊所属の護衛艦「さわぎり」や、広島県の呉基地を母港とする第4護衛隊所属の護衛艦「さざなみ」によって、所要の情報収集・警戒監視を行ったほか、艦載戦闘機の発着艦に対しては、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなどして対応したそうです。
【了】
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