前代未聞! 空母×大型爆撃機 米軍の日本初空襲は決死の“片道きっぷ” その結末は?

空襲と聞くと、太平洋戦争末期の東京大空襲などが想起されますが、アメリカ軍による初の日本本土空襲は、実は1942年の今日です。空母に双発爆撃機を搭載し、爆撃後はそのまま西進し中華民国に不時着する、無謀ともいえる作戦でした。

「アメリカ太平洋艦隊を撃滅します」しかし…

 こうして行われた乾坤一擲の奇襲作戦は、アメリカで大々的に宣伝されました。一方の日本側は、直接的な被害は軽微とはいえ、軍部や国民に与えたショックは大きいものでした。真珠湾攻撃以降、連戦連勝を重ね浮足立っていたところで、本土防衛体制の杜撰さが明らかになったからです。

 特に陸軍は海軍へ向け、日本近海の制海権把握を疑問視するような意見を投げかけます。これに対し海軍は、近く総力を挙げてアメリカ太平洋艦隊を撃滅すると回答しました。こうして日本は2か月後の6月、ミッドウェー海戦へと進むことになりますが、この海戦で海軍が大敗を喫したことで、以降 戦局が徐々に不利へ傾くのは周知の通りです。

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富士山はマリアナ諸島から北上してくるB-29にとって絶好の目標だった(画像:アメリカ空軍)。

 その後、太平洋の島々がアメリカ軍に占領されると、それらを拠点に飛来する爆撃機によって日本本土は連日空襲を受けるようになります。目標も軍需工場や飛行場などに限らず、絨毯爆撃で都市を焼き尽くし戦意喪失を狙う戦略爆撃となり、日に日に激しさを増していきました。

 空襲と聞くと、1945(昭和20)年3月の東京大空襲や大阪大空襲、軍港のあった呉空襲など太平洋戦争末期の出来事が想起されますが、実は開戦わずか4か月後、戦争の初期に早くも東京や横浜、名古屋などの各都市は初空襲を受けていたのです。

【了】

【写真】B-25発進 いざ日本本土へ…

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