山手線 ずっと乗ると何周できる?「朝から晩まで周りっぱなし」電車を見分ける方法とは

やって来た電車が「長時間勤務」か見分ける方法

 さて、「ずっと走る電車」と「あまり走らない電車」はどうやって見分けるのでしょうか。実は時刻表にその手がかりがあります。

 山手線の場合は、車庫から出て入るまでの運行スケジュールに、2ケタの固有番号が振られています。それに時間帯を示す1~2ケタの番号を頭に付け「G」を足したのが「列車番号」で、電車の先頭部左上に常に表示されているほか、時刻表にも記載されています。

 時刻表上で同じ下2ケタの列車を追っていけば、いつか途切れることがあります。それは車庫に入ったということです。

 たとえば、先述の最長列車は「03G」で、大崎駅を「403G」として発車。1周すると「503G」に代わり、そのままグルグルと周り続け、「2303G」で最終周回となります。いっぽう先述の短い夕方の列車は、「41G」で、時刻表上で1741G、1841Gの2回しか登場しません。このようにして、各電車の「スケジュール」を把握することができます。

 全国を網羅した時刻表では、山手線の時刻は早朝・深夜しか掲載されていません。しかし首都圏部の時刻表など、山手線の全時刻が掲載されているものもあるため、列車の「働きぶり」を追ってみるのも面白いでしょう。

【了】

【時刻表】えっ…!これが山手線の「最長距離列車」です

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