街が大変貌!「30年で利用客が増えたJR駅ランキング(東京圏)」 大躍進駅は山手線にも

東京圏1都3県のJR東日本駅における乗車人数は、この30年間でどのように変化したでしょうか。今回は1989年度と2021年度を比較。特に大幅増加した駅は、周辺の街づくり効果が絶大な影響を与えていました。

京葉線には大躍進駅が2つも

 ところで、大崎駅を上回る上昇幅でランクアップした駅があります。157位から76位へと、上げた順位数ではトップに。それは東京ディズニーリゾートの最寄り駅、京葉線の舞浜駅です。

 同園のオープンは1983(昭和58)年。舞浜駅はその5年後に開業していますが、京葉線の東京~新木場間の開業が1990(平成2)年なので、1989年の時点では東京駅からは直接行けず、都心からは地下鉄有楽町線と京葉線を乗り継ぐ必要がありました。

 舞浜駅の乗車人数と東京ディズニーランド(2019年度以降のデータはディズニーシーなども含む)入園者の年間数字を見てみましょう。

・1989年度:舞浜駅716万人、入園者1475万人

・2019年度:舞浜駅2877万人、入園者2901万人

・2021年度:舞浜駅1709万人、入園者1205万人

 このデータから、舞浜駅を利用して東京ディズニーランドなどへ出かけた人が増えたこと、また入園目的以外、すなわち付近の宅地開発や浦安鉄鋼団地の整備などにより、通勤などで舞浜駅利用者が増えたことがうかがえます。

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JR舞浜駅(2021年4月、乗りものニュース編集部撮影)。

 このほか順位を上げた駅ランキングを見ると、京葉線、武蔵野線、横浜線といった都心部からかなり離れた駅が並んでいるのが特徴的です。いずれも1990年代以降にニュータウンや駅前大規模開発などが行われた最寄り駅です。

 また番外として、京葉線の海浜幕張駅を挙げておきます。1989年度の7150人(200位以下)から4万3896人(84位)へと激増した駅です。6倍以上に増加しており、その倍率はトップクラス。1990年代以降に開発が進んだ幕張新都心の玄関口で、幕張メッセや千葉マリンスタジアムの最寄り駅でもあります。

 このように、利用数の変化により、街の特徴の変遷が分かるケースが多くあります。

【了】

【え…スゴ…】30年で驚異的に利用者数が増えた駅ランキング(画像)

Writer:

フリーライター。地形散歩ライター。実業之日本社で旅行ガイドシリーズの編集長などを経てフリーに。散歩、鉄道、インバウンド、自然災害などのテーマで主に執筆。著書に『関東大震災と鉄道』(ちくま文庫)、『地形で解ける!東京の街の秘密50』(実業之日本社)、『外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史』(中公新書)』ほか多数。

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