飛行能力を見せつけた!最新型の「グリペンE」はどれだけ凄いのか 世界でシェア伸ばす高コスパ機

世界最大の軍用機ショーにて、サーブの「グリペンE」を操ったパイロットが優れたデモフライトを披露しました。世界でシェアを伸ばす同機、そのコスパは維持しながら、ますます進化しているようです。

軽くて安くて安心ね 「グリペン」の強み

「グリペンE」の原型であるJAS39「グリペン」は1980年代に開発された国産戦闘機で、1993(平成5)年からスウェーデン空軍で運用が開始されています。

「グリペン」はほぼ同時期に開発されたダッソー「ラファール」やユーロファイター「タイフーン」と同様、水平尾翼を持たない三角形の主翼(無尾翼デルタ翼)と、機首部の揚力をもたらすカナード翼を組み合わせたデザインを採用しています。

「ラファール」と「タイフーン」は2基のターボファン・エンジンで飛行する双発機ですが、「グリペン」は1基のターボファン・エンジンで飛行する単発機です。

 このため「グリペン」の航続距離や兵装搭載量は「ラファール」「タイフーン」の半分程度ですが、複合材料を多用して機体を極限まで軽量化したため、最大速度は両機を上回るマッハ2.2に達しています。

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RIAT2023のポール・ボーエン・トロフィをグリペンEで受賞したパイロットのアンドレ・ブレンストロム氏(画像:サーブ)。

「グリペン」は高い運動性や速度性能、搭載できる兵装の種類が多いわりに価格が安く、またスウェーデン政府とサーブは資金に余裕が無い国にはリース契約による貸し出しを行ったり、「グリペン」導入国への見返りとして、その国で部品製造を行ったり、あるいはその国の特産品を購入するといった柔軟なセールスをしています。

このためスウェーデン製の戦闘機としては輸出も好調で、チェコ、ハンガリー、南アフリカ、タイの4か国に輸出されたほか、テストパイロットとエンジニアの養成を行っているイギリスの王立テストパイロット学校でも1機が運用されています。

 なお、2022年のRIATでも、「グリペン」を操縦したハンガリー空軍のデビッド・センテンドレイ大尉が、ポール・ボーエン・トロフィーを受賞しています。

【おい背中にカマボコついてるぞ…?】RIATに持ち込まれたもう一つのサーブ機(画像)

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