“座席鉄”が見る「スペーシアX」コックピットラウンジ&プレミアムシート 素晴らしいところ、残念なところ
フードはどのように注文する?
コックピットラウンジの着席時は、列車の側面に回りこんだ三角窓から前が見えます。ここから前を見て、対向列車が接近してきたら立ちあがって、すれ違う場面を撮影できます。
なお、運転席の進行方向左側には運転士が見るダイヤ表が置かれます。このため浅草発の下り列車の場合は、2番席の方が展望性が高くなります。
着席すると、アテンダントがメニューと注文札を持ってきます。座席番号順に注文できるシステムです。決済はパスモなどの交通系ICカードか、東武カードなどのクレジットカードのみで、現金は不可なので注意が必要です。
カフェカウンターは「日光金谷ホテル」などをイメージした豪華な内装です。ここで提供されるフードメニューは、燻製などのおつまみ類とスイーツ。食事に類するメニューはありません。高価な予約制食事メニューがあったのなら、万難を排して体験したい雰囲気です。
筆者は今回、「NIKKO LAGER」「ICED COFFEE」「あさのポークジャーキー」と「頂鱒のスモーク」「いちごミルクジェラート」「酒粕のバターサンド」をオーダー。味は申し分ありません。ただ、フードは料理の入ったレトルト食品袋未開封の状態で渡され、皿は紙、フォークはプラスチックです。コロナ対策としてはやむを得ないのかもしれませんが、フードは皿に盛られた状態で、陶器のお皿と金属製のフォークで食べたいなと、内装が豪華なだけにそう感じました。
ただ、購入した品を自席まで持ち帰ることを考えると、封がされた状態での提供は、持ち運び時の事故防止の観点からすると良いのかもしれません。
アテンダントは3名乗務しており、何かあればすぐに声をかけられるので、安心感があります。
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