“座席鉄”が見る「スペーシアX」コックピットラウンジ&プレミアムシート 素晴らしいところ、残念なところ

東武鉄道の新型特急「スペーシアX」が運行開始しました。6種類ある接客設備に“座席鉄”の筆者が実際に乗車し、その設備の特徴を紹介します。今回は「コックピットラウンジ」「プレミアムシート」です。

車内予約制度 困惑する客も

 ここからは気になった点について紹介します。カフェカウンターの利用や飲食の注文をする際、コックピットラウンジの指定券を持つ乗客以外は、車内でスマートフォンのQRコード読み込みにより、車内予約を取らねばなりません。しかし利用状況を観察していると、このルールに気づかない乗客が「座席で飲食ができる」と思ってやって来る姿が多く見受けられました。

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立ち上がれば、前が見える(安藤昌季撮影)。

 コックピットラウンジ利用客以外の、車内でのカフェ予約枠は4枠と大変な狭き門。実際6回の乗車中、筆者は計5回チャレンジしましたが、カフェ利用はできませんでした。

 車内予約制度を撤廃し、かつ現金でも自由に購入できるようにすることで販売需要の売り逃しを避けた方が、利用客の満足度が上がるのではないかと考えます。

 また、「カフェカウンターで飲食せず、飲み物やおつまみを買って自席に持ち帰る」スタイルなので、例えば最上級個室の「コックピットスイート」の利用者は、カフェカウンターから5両分往復して、個室に飲み物を持って帰らねばなりません。これではたくさん買い物をした場合、特にドリンク類を複数購入した場合は大変です。

 ビュッフェが営業されていたころの「スペーシア」は、個室利用客は注文を個室内ででき、そしてアテンダントが届けてくれました。同じ豪華特急でも、誰でもカフェが使える近鉄「しまかぜ」は別格として、JR東日本の「サフィール踊り子」もカフェ内で飲食できますし、グリーン個室客には個室までのデリバリーを行っています。

 高額料金の「コックピットスイート」「コンパートメント」利用客ですら、車内予約に失敗したらカフェ利用ができず、飲料などを調達できないというシステムは、改善して欲しいと筆者は思います。難しいのであれば、ワゴンでの車内販売を期待したいところです。

【え…】これがフード・ドリンクメニューです

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