戦車の砲塔は“ひとつ”がベスト― 2本3本つけた「多砲塔戦車」作って分かった当たり前すぎる欠点

戦車といえば、中央に砲塔が一門あるのが100年以上にわたり定番の形です、砲塔が沢山あった方が有利そうですが、なぜそうならなかったのでしょうか。

砲が沢山あれば有利と昔は思われていた?

 戦車といえば、中央に砲塔が一門あるのが100年以上にわたり定番の形となっています。しかし創作物では、砲塔を多数載せた、もしくは砲身を複数装備する戦車も登場します。その方が火力は出るではと思うかもしれませんが、そうした多砲塔の戦車は現実にも生まれ、廃れていきました。

Large 20230813 01
ソ連が開発したT-35重戦車(画像:Alan Wilson[CC BY-SA 2.0])。

 今から約100年ちょっと前、第1次世界大戦で戦車が初めて運用されたときは、360度回転する旋回砲塔がなかったため、死角を補うため車両の様々な部分に砲がついていました。しかし1917年にルノー FT-17軽戦車が登場すると、前述した旋回砲塔が主流となり、段々と戦車は現在のような形になっていきます。

 それでも、戦車を陸上の船に見立て、火力でものをいわせようと設計思想は残り、1925年にはイギリスが多砲塔の「インディペンデント」という重戦車を開発。これが、世界初の多砲塔戦車といわれています。合計5門もの砲塔を持っており、イギリス軍はこの戦車を使用し、歩兵の支援なしで単独で敵陣を突破するというかなり強気な計画をたてていました。

 この戦車に刺激され、ソビエト連邦、フランスのほか、日本も多砲塔の戦車を開発するようになります。しかし、いざ作ってみると問題が明らかとなります。

【作る前に気づかなかったのか…?】過去に開発された多砲塔戦車たち(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. フェリーが「浮上した海自の潜水艦」を発見!日本一深い湾の「レアな光景」捉えたショットが公開
  4. 「最新鋭旅客機」が駐機中に突如“崩れ落ちる”! 前脚が折れ機首が激突…「衝撃の瞬間」なぜ発生? 背景が明らかに
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号