旅客機「重量級の団体が固まって乗ってもバランスが崩れない」のはなぜ? 小型機だとある“体重測ります”

旅客機には、フライトごとに異なる重さの航空貨物が搭載されるほか、客席のさまざまな場所に乗客が乗り込みます。これにより、機体のバランスが崩れないのはなぜでしょうか。

乗客一人を「だいたい70kg」としてカウント

 旅客機には、フライトごとに異なる重さの航空貨物が搭載されるほか、客席のさまざまな場所に、体重が軽い人からヘビー級の人まで、さまざまな乗客が乗り込みます。これにより、機体のバランスが崩れることはないのでしょうか。結論からいうと、「そうならないために都度、機体のバランスを計算したうえ、飛んでいる」となります。

Large 20230820 01
JALの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 たとえば、JAL(日本航空)が発行する機内誌「スカイワード」2023年4月号によると、同グループのJ-AIRのエンブラエル170(全長約30m)の場合、重心位置の幅を主翼付近の約60cm以内に収めなくてはならないのだとか。また、そのなかでも重心位置によって、フライトの操縦性や安定性が変わるため、フライト前に翼面の位置の設定を都度行うなどしています。

 乗客については、1人あたりの「標準乗客重量」が事前に定められており、それをもとにフライト前に算出しています。航空局発行の「航空機の運航における乗客等の標準重量の設定について」によると、国内線の標準的なケースの場合、大人一人あたりの標準乗客重量は夏季で68kg、冬季で69kgで算出されるとのこと。

 国際線では方面ごとに異なり、たとえば大人一人の標準乗客重量は、太平洋リゾート路線では夏季で64kg、冬季で66kg、欧米線では夏季で70kg、冬季で73kgとなります。

【写真】実はあります! 旅客機の「ヘビー級専用シートベルト」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 総武線と常磐線を結ぶ「新たな路線」が2030年代後半にも開通へ 最新のイメージが映像で公開! 事業化へ検討加速
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開