「7分」でベルトサイン再点灯の激短プロペラ路線が楽しい! 体感”秒で到着”な工夫の数々
こりゃ超短い遊覧飛行だ! ORC便ならでの工夫
ごく短いフライトということもあり、この路線では、往復ともにドリンクサービスの提供はありません。その一方で、機内サービスができるわずかな時間に、同便のCA(客室乗務員)は、手作りの就航地の観光マップやステッカーを希望者へ配布しています。
風光明媚な場所の上空を通過する際には、現在どこの上空を飛んでいるかのアナウンスも実施されました。客席には、安全のしおりとともに上空から美しい景色が見られるポイントを記したカードも備わっています。
こうしたことから、飛行時間こそ短いながら、遊覧飛行のような高度の短さと、地域航空会社ならではサービスが各所に見られました。
ちなみに、今回搭乗したのは、ORCが2023年7月より定期便への定常投入を開始したばかりの新型機「ATR42-600」。従来の同社の主力機、DHC8-200と同様に、主翼が胴体の上に設置されているので、窓側席さえ確保できれば、九州の絶景を空から味わうことができます。
【了】
※一部修正しました(8月29日11時22分)。
Writer: 松 稔生(航空ライター)
国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。
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