高速道路のキロポスト「67」の次が「367.1」だったのですが… 中央道のナゾ 実は納得の背景が
「+300」しなければいけない納得の理由
高速道路では「分岐する路線のキロポストも、分岐前の路線の起点に準じる」ケースがあります。たとえば東北道は川口JCT付近を起点に青森まで続きますが、途中で分かれる八戸道も、川口を起点としたキロポストが設置されています。この場合、東北道と八戸道とで同一の数字が続きます。
対して中央道 富士吉田線のキロポストは、なぜ同一の数字ではなく、「+300」する必要があるのか。それは「道路名が変わらないため、本線と区別する」目的だそうです。
たとえば八戸道の場合、「八戸道の570キロポスト付近で事故」といえば場所は明確です。ところが中央道の場合、富士吉田線も本線も「中央道」と案内されています。
仮に富士吉田線のキロポストも本線と同一の数字で「中央道の70キロポスト付近で事故」といえば、「本線ですか? 富士吉田線ですか?」となる可能性も。この「+300」は、どちらの道でトラブルなどが起きたのか、容易に場所を特定できるような工夫のひとつといえそうです。
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