F1の「パドック」って何するの? 鈴鹿のピット裏側で味わう熱気 え、サーキット1周してくれる!?

ベテランドライバー「同じ状況はひとつとしてない」

 予選終了後、セーフティーカーなどのドライバーを20年以上務めているベ ルント・マイレンダー氏が、2つの車両が保管されているピットに招き話を聞かせてくれました。「世界中を回るのでフィジカルコンディションを維持するのも大変です。F1はセーフティーカーよりも圧倒的に速いわけですから、どれくらいのペースで走るのかは気をつけています。同じ状況はひとつとないので集中力も必要です」

 ピットウォークの機会では、ピット内には入れないものの、調整をしているメカニック、ピット前に置かれたフロントウイングなどをつぶさに見られました。また、ピット裏のパドックでは突如として、有名ドライバーにも遭遇。アストンマーティンのランス・ストロールやピエール・ガスリー、そして人ごみが向こうから移動してくるなと思ったら、それは角田裕毅が大勢の人を引き連れていました。

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テレビ中継中のデーモン・ヒル(右)とカルン・チャンドック(2023年9月23日、武田信晃撮影)。

 また、世界のテレビ局が中継を行っていました。イギリスの放送局「スカイ・スポーツ」は、ジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルグ、ダニカ・パトリックなど豪華な解説陣で知られているのですが、筆者が目撃したのは、1996(平成8)年のチャンピオンに輝いたデーモン・ヒルと、インド人として2人目のF1ドライバー、カルン・チャンドックの中継でした。

 ツアーに参加した日は快晴で、気温は27度。厳しい残暑がようやく落ち着き、また新型コロナウイルスも5類となり、今年は大勢の観客が詰めかけていたのが印象的でした。「パドッククラブ」での観戦は、客に最高の体験をしてもらうというのがコンセプトなので、マシンを間近で見られるだけでなく、一流の料理なども振る舞われるなど非日常を体験できます。

【了】

【え…!】セーフティーカーの内部です

Writer: 武田信晃

新聞記者、編集者として勤務した後、フリーランスのジャーナリストとして独立。香港と日本の政治・経済、社会などを中心取材するほか、国内外で行われているスポーツについても取材・執筆をしている。

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