「四国新幹線」実現へ加速か!? 愛媛県がJR西日本に直接要望へ 新大阪~松山「たった1時間半」

夏前には「2024年の国予算に盛り込んで」と要望が行われています。

四国新幹線実現へ加速か

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四国新幹線はいつ実現するか(画像:写真AC)。

 愛媛県は2023年9月27日(木)、四国方面への新幹線実現をめざし、JR西日本の本社へ要望を行うと発表しました。

 四国新幹線は、1973(昭和48)年の高速鉄道の「基本計画」に位置付けられていますが、いわゆる「GOサイン」である「整備計画」への昇格はいまだに果たしていません。

 実現に向けた地道な地元活動が続くなか、2014年には鉄道高速化検討準備会による基礎調査が行われました。そこでは「大阪府南部の紀淡海峡から淡路島経由で四国に入る」「岡山から瀬戸大橋」などのルート比較のうち、「岡山から瀬戸大橋をわたり、そこから高松・高知・松山の3方向へ分岐」という案が、黒字になると算定されています。

 2022年には四国アライアンス地域経済研究会が10駅の整備案と経済効果をまとめた「新幹線が都市を変える~新幹線と四国のまちづくり調査~」を発表し、シンポジウムも開かれるなど機運が高まっています。

 要望に向かうのは「愛媛県新幹線導入促進期成同盟会」の副会長である野志克仁・松山市長。JR本社への要望は昨年8月から1年2か月ぶりのことで、7月にはJR四国にも要望を行っています。今年6月には国土交通省を訪問し、来年2024年度予算の概算要求に、各種調査などを盛り込んでほしいと要望。今年8月末にも国土交通省や自民党本部へ要望を行っています。

 愛媛県は「四国に新幹線が整備されれば、四国内における移動時間の大幅短縮のみならず、一定時間内に鉄道で四国から移動できる範囲が大幅に広がり、交流圏と交流人口が拡大します」としています。

【了】

【画像】えっ…!これが「四国新幹線」のルートと途中駅イメージです

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