美味いし車両も面白い! 「レストラン列車」5選 JRから私鉄、三セクも負けてない!

列車内で食事を楽しむことをウリにする「レストラン列車」。専用車両を仕立てるなど各社が力を入れる領域ですが、中でも特にクオリティが高いと思われる列車5選を紹介します。

近畿日本鉄道「しまかぜ」

 定期特急列車の車内で、予約なしで料理が楽しめる「特急食堂車」のスタイルを受け継ぐ希少な特急列車です。カフェ車は2階建て。景色がよい2階席と、乗り心地がよい1階席を自由に選べます。松坂牛カレーや松坂牛重といった料理は暖かい状態で提供されます。特に、スイーツセットは言葉を失うほどの美味。

 カフェ車以外の客室も非常に快適で、車窓も変化に富んで美しく、間違いなく“推せる”観光特急です。

Large 20231007 01
近畿日本鉄道「しまかぜ」のカフェ車両(安藤昌季撮影)。

■JR四国「伊予灘ものがたり」

 JR四国には、レストラン列車として「ものがたり列車」が3種類走り、どれも劣らぬ素晴らしい列車ですが、ここでは代表格の「伊予灘ものがたり」を挙げます。

 松山~八幡浜・伊予大洲間を基本とし、時期によっては延長運転もするスタイルですが、なんと1日に「大洲編」「双海編」「八幡浜編」「道後編」の4便が走り、かつそれぞれ料理が異なります。

 車両は自社デザインですが、そのデザイン性は高く、著名デザイナーの手掛けた列車に勝るとも劣りません。特に3号車「陽華の章」は、1車両すべてがひとつの個室「フィオーレスイート」となっており、クルーズトレインを除けば日本一の専有面積を誇ります。

 特筆すべきは予約制食事料金が安いことです。「大洲編」が3000円、「双海編」「八幡浜編」が5500円、「道後編」が3500円です。運賃・料金は別ですが、最長の松山~八幡浜間で利用しても合計1万円以下となり、大変リーズナブルです。お安くても食事の質はトップクラス。きめ細かいおもてなしと素晴らしい風景とで、列車の旅を心から楽しめます。

 なお「フィオーレスイート」は個室料金1室3万3600円と高額ですが、最大8人で乗車できますので、8人グループなら1室4200円と割安感があります。専任アテンダントが添乗し、ウェルカムドリンクや陶器のカップを選べるなど特別なサービスもあります。

【了】

【高級レストラン並み…!】列車でのメニューを見る(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス