EUガチ投資中「ヨーロッパから鉄道信号が消える日」やってくる? 100歳機関車も「最新システム」搭載の現場

EU統合で各種の障壁が取り払われてきましたが、鉄道システムでも同様です。信号システムを効率的な統一規格にしていく動きが加速しています。

「懐かし風景=近代化遅れ」も徐々に解消?

 導入の進捗状況は国によって異なり、特にドイツでは遅れていました。1990年の東西ドイツ統一後、両ドイツの鉄道網を統合することで手いっぱいだったことや、旧システムの耐用年数がまだあったことなどが響いています。

Large 20231018 01
ドレスデン中央駅で機関車の交換を車内で新聞を読みながら待つ乗客。今はこの風景も無くなってしまった(2014年、赤川薫撮影)。

 ですが、最近の環境意識の高まりにより、欧州では自動車や飛行機よりも二酸化炭素の排出量が少ない鉄道への期待が過熱しており、一丸となってこの「鉄道の国境問題」を打破しようとしています。

 ドイツ~チェコ間でも、2018年6月をもって単一機関車での「国境越え」が実現。ドレスデン中央駅で行われていた機関車交換も、ようやく過去のものとなりました。

 といっても、事情は少々複雑です。チェコ鉄道の広報に取材したところ「ユーロシティが走る区間にまだETCS未整備のところがあるため、苦肉の策でETCSだけでなく、両国の旧来の制御システムも搭載することで直通を可能にした」そうです。

 とはいえ、長年かけて単一通貨ユーロを導入したように、今後はETCSの普及が急ピッチで進み、鉄路の国境の壁はますます低くなりそうです。

【画像】えっ…! これが「最新システムを積んだ100歳越え機関車」です

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス