寒波くるぞ「冬タイヤつけて!」道路管理者が警戒 南関東でも注意ポイント多数 “都市の峠”が隠れている!
“11月としては最強級寒波”がやってきます!
11月24~26日の降雪について注意喚起
2023年11月24日(金)から26日(日)にかけて、北日本を中心に強い寒波の到来が予想されています。北海道から信越、関東北部まで降雪が見込まれているとして、NEXCO東日本をはじめ道路管理者が警戒を強めています。
特に関東ではこの時期、冬タイヤへの履き替えがそこまで進んでいません。NEXCO東日本は「関東地方にお住いのお客さまにおかれましても、降雪が予想される地域に向けてお出かけする場合には、必ず冬用タイヤの装着をお願いします」と注意を呼び掛けています。
東北地方や信越、北関東では、峠の区間を中心として、雪が降った場合に優先的な除雪を行うため「予防的通行規制」区間が多数設定されています。実はこの予防的通行規制区間、首都高をはじめ、南関東の都市部でも同様に存在します。
首都高では雪や凍結に備えて予防的通行止めを行うことがかねてアナウンスされていますが、南関東平野部の国道では、たとえば国道16号、川越市内の旭町地区4.1kmや、入間市内の高倉地区2.3kmが、予防的通行規制区間に指定されています。これら区間は急坂が連続するため、過去に大型車のスタック(立ち往生)が発生した箇所です。
また、千葉県市川市の国道298号「高谷JCT」なども予防的通行規制区間に指定されています。高架と地上をつなぐランプで構成される箇所がありますが、こうした高架橋はカーブや勾配が急なうえに凍結しやすく、なかなか融けないという特徴があります。首都高で予防的通行規制が実施されるのも、こうした高架橋が多数を占めるため、ひとたび降雪や凍結が起こると影響が長引きやすいという側面があります。
国土交通省は、もしスタックやスリップが発生して動けなくなった場合の対策として、道路に設置されている「砂箱」の砂を活用してほしいと呼びかけています。こうした砂箱は東京都心の国道にも設置されています。砂を駆動輪の周りにまいて脱出したあとは、まずクルマを路肩に移動させて車線を開放してほしいということです。
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