ロシア潜水艦がウロウロ…対抗できる艦艇ない! 狙われるアイルランド沖=「イギリスの弱点」?

国防費増額へ! ただ不十分という意見も

 ロシア艦隊はこのアイルランドの沖合を、イギリスの弱点であると認識し、付近の海底ケーブルなどを調査していると考えられています。同海域には、イギリス諸島と世界の他の地域を結ぶ十数本の海底ケーブルが敷かれているそうで、単なるロシアの嫌がらせと過少評価することはできないようです。

 アイルランドの一部メディアでは、「国民を守るために国家は夜間に窓やドアを施錠できる必要があるが、現時点ではそれができていない」とも批判されています。

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対潜哨戒用のヘリも搭載するイギリス海軍の23型フリゲート(画像:イギリス国防省)。

  国際情勢の変化を受け、アイルランド政府は2028年までに国防費を年間10億ユーロ(約1600億円)から15億ユーロ(約2300億円)へ増額する方針です。しかし、沖合の哨戒で使える艦艇はわずか2隻、そして空軍に関しても、ジェット戦闘機がイギリス製のデ・ハビランド バンパイアが退役してからゼロであり、これでも足りないという声もあります。また、軍の人手不足も深刻で、装備と並行して解決する必要があります。

 そのため、NATOには加盟しないまでも、欧州諸国との適切な協調関係を構築すべきとの声も国内ではあるようです。

【了】

【これだけ!?】アイルランド海軍の「使える艦艇」(写真)

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