「共食い整備」は今年解消? 窮地のロシア民間航空 制裁でパーツ買えず“特殊な動き”次々と

ロシアの民間航空業界は、ウクライナとの戦争における欧米側の制裁により、旅客機のパーツなどが入手できない状況にあります。2024年はどうなるのでしょうか。

初飛行の新鋭機はまさかの形状! “要”の国産化も?

 11月1日にはロシア製の大型旅客機「イリューシンIl-96-400M」が初飛行に成功。この機は370席を配する大型機ですが、大型市場でも双発機(エンジン2基の旅客機)が主流のなか、珍しい4発機となっています。

 Il-96-400Mは、1988年に初飛行した旧ソ連・イリューシン設計局「Il-96」シリーズの最新派生型です。先代の「IL96-300」を設計のベースとしながら、胴体を約9.3m延長して全長63.9mにしたことで定員を増加させたほか、新エンジンを搭載し、新型のナビゲーションシステムや通信装置を備えるとのことです。

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初飛行した「イリューシンIl-96-400M」(画像:OAK)。

 そして、2024年もロシアの民間航空業界は、「西側に依存しない旅客機」を生み出す方針を、さらに強化すると見られます。

 2023年8月、同国のUAC(ユナイテッド・エアクラフト・コーポレーション)は、リージョナル・ジェット(100席以下のジェット旅客機)「SSJ(スホーイ・スーパージェット)100」に、新型の国産エンジンPD-8を搭載した新モデルの開発を発表しました。

 当初、SSJ100はフランスとロシアの合弁企業であるパワージェットが開発生産する「SaM146」ターボファンエンジンを搭載していました。しかしウクライナ侵攻後は、同エンジンを新造機へ搭載するのはおろか、既存機のエンジン整備についても部品供給が難しい状況に。そこで、UACは自国内で開発した別エンジンをSSJに搭載することを模索し、このたびのエンジン換装に至った模様です。

 PD-8を搭載したSSJ100の初飛行は2024年の予定で、納入も同年内とされています。また、エンジン以外の各種パーツについても国内生産がすでに進行しており、一部パーツはすでに国産品へ付け替えられているそうです。

【了】

【写真】初飛行去年よ? クラシカルすぎる「ロシア産新型旅客機」の全貌

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  1. ロシア国内と衛星国ならいいけど、アメリカとか国際線に使えるのか?

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