ロシア一気に劣勢へ?「早期警戒管制機」撃墜の深刻な影響 “史上初”の大失態

ウクライナが2024年1月14日、ロシア空軍のA-50早期警戒管制機を撃墜したと発表しました。ロシア空軍にとって「虎の子」的存在の同機は、戦争を左右するほどの能力を持つため、今後の運用にまで影響が出るかもしれません。

史上初のAWACS撃墜例か

 ロシアによるウクライナ侵略戦争が長期化するなか、2024年1月14日、今後の航空戦に影響を与えるであろう重大な出来事が起きました。ウクライナ軍が、ロシア空軍の早期警戒管制機(AEW&C)であるA-50「メインステイ」を撃墜したと公式に発表したのです。

 A-50は機体上部に大型のレーダードームを搭載し、空飛ぶ航空戦司令部として機能します。別名「空中警戒管制機(AWACS)」とも呼ばれ、価格は約400~500億円と高価です。ロシア空軍には9機しかなく、そのうちの1機が失われたことになります。

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ロシアの早期警戒管制機A-50(画像:ロステック)。

 早期警戒管制機は航空戦の趨勢を左右しかねない重要な機体です。最大で400~600kmのレーダー視程を有し、敵の攻撃が及ばない戦線の後方でパトロールしながら航空戦を指揮します。これまで早期警戒管制機が攻撃を受けた事例はなく、今回が史上初めての被撃墜となりました。

 本来、困難であるはずの後方に存在する早期警戒管制機に対する攻撃を、ウクライナ軍がどのようにして成功させるに至ったのかは現在のところ不明です。一説によると、ロシア空軍の同士討ちという可能性もあるとか。いずれにせよ、ロシア空軍にとっては海軍の黒海艦隊旗艦「モスクワ」沈没に匹敵する開戦以来の大失態といえるでしょう。

【A-50とどこが違う?】これがロシア最新の早期警戒管制機A-100です(写真)

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1件のコメント

  1. C国から、デッドコピーの空警2000をウエットリースで借りてくればいいんじゃね?