東京から最も近い「全駅ICカード非対応」 どっこい頑張る108年目の「流鉄」 ルーツは町民鉄道
小金城趾ってどんなとこ?
「小金城趾」駅ですから、城跡が近くにあるのでしょう。駅の階段を上がると駅舎があり、レトロな窓口では定期券を買う女性客の姿もありました。流鉄は全駅が有人です。橋上駅舎はかつて「大金平県営住宅」と一体でしたが、住宅が解体されたため、現在は高い位置にポツンと建物があります。
近隣の小金城趾は徒歩10分の距離ですが、案内板はありませんでした。小金城は戦国時代の1537年に築城され、後に上杉謙信による関東侵攻時などで攻撃されましたが、籠城で守り切ったそうです。その後は豊臣秀吉の小田原征伐で落城し、廃城は1593年。建築物は現存せずとも、幅4m、深さ2.5mの堀は見ごたえがありました。
駅に戻り、次の鰭ヶ崎(ひれがさき)駅に向かいます。新坂川が並行に走り、車窓が変化しました。坂川を鉄橋で渡ると、再び市街地を縫って走ります。鰭ヶ崎駅のホームには花壇があり、自販機やトイレも設置されていました。ここからJR武蔵野線・つくばエクスプレスの南流山駅は、地図上では近く見えます。
下車して歩いてみると、徒歩10分の距離でした。つくばエクスプレスが、流鉄の利用に影響したことは無理もないと思います。
鰭ヶ崎駅を出るとつくばエクスプレスの高架下を抜け、さらに街並みを進むと、土地が開けました。イトーヨーカドー流山店が見えると平和台駅に到着です。
「赤城」駅として開業した同駅ですが、平和不動産が開発・分譲した住宅地に合わせて、1974(昭和49)年に「平和台」駅に改められました。終点の流山駅との距離は600m程度と近く、流山駅に停車している列車が見えるほどです。
P3, 2カ所.
正) 坂川
誤) 板川
流鉄の駅員って中国人だらけで日本語ほとんど通じないけど、全駅そうなのかね?