「サンライズ」よりずっと広い伝説の個室寝台とは 風呂にリビング、展望室も!? 専有面積ランキング
1位は?
■1位:24系客車 2人用A個室寝台「エクセレントスイート」/14.6平方メートル
臨時寝台特急「夢空間北斗星」などの目玉だった、超豪華個室です。居室部分は6.1mあり、寝室とリビングが別々に区切られていました。リビングと寝室にそれぞれテレビもありました。バスタブを備えた浴室は「スーペリアツイン」と同じですが、配色がやや異なりました。
寝室は寝台がL字型に配置されていましたが、寝台幅は125cmあり、1人あたりの幅では寝台特急で最長。寝台料金は2人分で6万7280円と「スイート」「スーペリアツイン」「カシオペアスイート」の5万980円を上回り、こちらも最高でした。
設備としてはクルーズトレインに匹敵し、寝台の寝心地も素晴らしい車両でしたが、車端部の個室なので揺れがありました。
ちなみに「カシオペア」以外の現役車両は、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の1人用A個室寝台「シングルデラックス」が4.8平方メートル、2人用B個室寝台「サンライズツイン」が3.8平方メートル。夜行特急「WEST EXPRESS 銀河」の2人用グリーン個室が3.9平方メートル、3~4人用簡易個室「ファミリーキャビン」が床面積4.8平方メートルです。
【了】
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。
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