「火災ではありません」雪の関東、なぜ線路に炎が? 去年は通報騒ぎも

「知らなかった」の声も。

融雪器を稼働

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関東鉄道の車両(画像:写真AC)。

 関東で大雪となった2024年2月5日(月)、茨城県内で鉄道やバスを運行する関東鉄道が公式X(旧Twitter)にこう投稿しました。
 
「降雪にともない、常総線・竜ヶ崎線ではポイントが凍らないよう融雪器の使用を開始します。火災ではありませんので、ご安心下さい」(絵文字略)

 添えられた写真は、線路の下に炎が見えます。ただしこれは、関東鉄道の投稿の通り融雪器を稼働させているもの。炎の熱で雪や氷を溶かし、ポイントの動作不能を未然に防止します。

 鉄道で使用される融雪器にはいくつかタイプがありますが、発火するものでは灯油が用いられます。今回、関東鉄道は「火災ではありません」とも呼び掛けましたが、昨年(2023年)1月には兵庫県内のJR線で、同じく灯油を用いた融雪器を見た乗客らが火災と誤認し、通報や消火がなされる事態が発生しました。

 今回の関東鉄道の投稿へは、「こんな風に溶かすのか」「知らなかった」「お疲れ様です」といったコメントが寄せられています。

【了】

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