「見た目宇宙船、駅前は虚無」がついに変わる! 横浜の閑散駅「ゆめが丘」大化けの開発ラッシュ これからどうなる?
開発にあわせて駅も改良
駅周辺の開発は、約24ヘクタール(東京ドーム5個分)、計画人口約5200人にも及ぶ土地区画整理事業の一環として実施されています。今後は、まず2024年4月に「ゆめが丘総合病院」が開業予定。さらに5月には相鉄不動産の木造賃貸住宅が竣工し、7月には前出した大規模商業施設「ゆめが丘ソラトス」が開業します。駅周辺は槌音が絶えず、まさに「開発ラッシュ」と言える状態です。
相鉄不動産は、ゆめが丘エリアに分譲マンション600戸、賃貸マンション74戸のほか、戸建て住宅など、全体で約700戸の住宅を供給するとしています。
賑わいの核となる商業施設「ゆめが丘ソラトス」は、約130店舗が出店する見込み。延床面積は約9万6800平方メートル(店舗面積約4万2700平方メートル)とかなり大規模です。特徴的な施設として、屋上に相鉄のキャラクター「そうにゃん」の遊具が設置された「そうにゃんパーク」が設置されます。
また、フードコートの横には、駅に発着する相鉄線の車両を眺めることができる「ステーションビューテラス」が設けられるなど、子育て世代に配慮した施設計画となっています。建物の工事は佳境に入っていますが、内装工事はこれからといった段階です。
相鉄アーバンクリエイツの担当者は「商業施設に来ていただくだけでなく、周辺の文化施設や自然、農作物などの魅力を知ってもらうことが最大の目標です。地域のハブとなれるような商業施設を目指しています」と話します。
相模鉄道では街の開発に合わせ、駅のリニューアルも進めています。既にトイレの全面改修が行われたほか、「ゆめが丘ソラトス」に面した場所には新改札が開設される予定。ホーム階の美装化も実施されており、工事は7月までに完了する予定です。
【了】
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