「雪の上に車線が光ってる…!」高速道路の「未来感たっぷり装置」に賞賛の声 “雪道あるある”に革命が!
路肩を避けて中央寄りを皆が走ると…
降雪によって路側帯の区画線などが見えにくくなると、ドライバーは脱輪などを恐れて、右寄りを走る傾向がありました。場合によっては片側2車線の中央付近を走るといった状況もあったといいます。
積雪直後に1台でも道路の中央寄りを走ると、そこに轍(わだち)ができるため、後続車も車線の中央寄りを走らざるを得ない状況に陥ります。すると、走行車線を走るクルマと、追越車線を走るクルマの左右の間隔が極めて狭くなり、追い越しする際に車体同士が接触してしまう恐れが常にあったのだそうです。
特に、トラックなどの大型車両を追い越したり、逆に追い越されたりするときには、トラックが発する風圧によって、一般的な乗用車は左右に大きく振られることになります。
ただでさえ路面の凍結によって不安定で滑りやすく、先行車が作った轍に沿って走っているところ、さらにトラックの風圧に煽られたとなれば、最悪スリップする可能性もあります。こういった危険な状況を改善するために誕生したのが「帯状ガイドライト」です。
これは、幅35cm、照射距離20mの常時発光型の緑色LEDを搭載した装置で、緑色のラインを地上3.5mの高さから路側帯に沿って斜めに照射し続けています。これにより、街灯が少なく薄暗い山間部の高速道路でも、降雪時にハッキリと路側帯の位置を確認することができます。
場合によっては、急激な天候の悪化によって一気に周囲の状況がわからなくなる時もあるでしょう。そんな時でも、この緑色のライトを見るだけで、どこを走れば良いのか一目瞭然です。
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