「超ド級」の意味知ってますか? 世界の“技術革命”な軍艦3選「国家戦略」すら塗り替えた!?

歴史に名を残す軍艦は、武勲をあげた船だけではありません。技術的な見地から、大きな足跡を残したものも。そこで、20世紀に生まれた軍艦で、エポックメイキング的に世界から注目を集めた軍艦を3つ選んでみました。

ずっと潜っていられる原子力潜水艦「ノーチラス」

「ノーチラス」は、アメリカ海軍が設計・開発しました。それまでの潜水艦は、水上航行用のディーゼルなどの内燃機関と、水中航行用の蓄電池(バッテリー)で動かす電動モーター、この両方を搭載する構造でした。そして前者は吸排気が必要なため、浮上して航行するか、もしくは「シュノーケル」と呼ばれる筒を海面上に出す必要があります。つまり、長時間潜り続けていることはできません。

 一方、電動モーターは吸排気の必要はないものの、蓄電池に充電されていないと稼働しません。蓄電池の充電が残り少なくなってきたら、内燃機関で発電機を回すため上述のように浮上航行しなければならず、やはり長時間潜り続けることは不可能でした。

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世界初の原子力潜水艦として進水・就役したアメリカ海軍の「ノーチラス」(画像:アメリカ海軍)。

 ところが核燃料を用いる原子炉なら、浮上して吸排気の必要がなく、半永久的に動かし続けることが可能です。そこで原子炉を小型化して潜水艦に搭載すれば、理論上は無限に潜航していられる潜水艦が誕生することになります。

 実際は、乗組員のメンタル・ケアや食料補給を考慮しなければならないため、無限潜航は難しいのですが、それでも従来の潜水艦とは比べ物にならないほどの連続潜航が可能です。

 このように、潜水艦史上において画期的な艦である「ノーチラス」が生まれたことで、のちに海中に潜ったままで弾道ミサイルを発射可能な「戦略ミサイル原潜」が開発されることにもつながりました。

 いまでは、米ロ英仏中の核五大国だけでなく、インドやブラジル、オーストラリアまで保有に動いている原子力潜水艦。今後も保有国が増えるのは間違いないでしょう。

【見比べると全然違う!】米海軍のイージス艦2種「アーレイ・バーク級」「タイコンデロガ級」その見分け方は?(写真)

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