「強烈な紫外線 透ける制服…」男社会の艦艇で生きる女性海上自衛官 生活の実態を聞いた コスメ情報が超重要って!?

白い制服ゆえに透けることや生理で問題も

 さて、自衛隊員といえば、きりっとした制服姿を思い浮かべる人も多いでしょう。実は、この制服というのも女性自衛隊員にとっては特に大きな悩みの種とのことです。

「海上自衛隊の夏の制服は、眩しいくらいの真っ白です。白すぎるため、下着の透けはさけられません。下着の上にベージュのキャミソールを着用したり、短いスパッツやペチコートを履いたりして、なんとか透けないように努力しています」(元女性自衛官)

 また、月に一度の生理のときは、さらに気を使わなくてはなりません。

「制服が白いので経血がついたりしたら一大事です。いつもにも増して、細心の注意を払い気をつけます。しかし、それでも失敗が起こってしまうこともあります。そのときは、同じく女性隊員の同僚や先輩たちが、手早くフォロー し、助け合います」(同)

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艦艇で任務を行う女性自衛官。その任務はもちろん男性と同じ(画像:海上自衛隊)。

 男性社会の中で、働く女性隊員たち。その数はまだ少なく、彼女たちがどのように考え働いているのかは、あまり知られていません。しかし、彼女たちは小さなコミュニティを作り、情報網を駆使し、協力し合いながら、日々の任務を遂行しているのです。大きな組織の中の、わずかな数かも知れませんが、彼女たちの小さな努力が自衛隊を支えているともいえるでしょう。

【了】

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Writer: 凪破真名(歴史ライター・編集)

なぎはまな。歴史は古代から近現代まで広く深く。2019年現在はフリー編集者として、某雑誌の軍事部門で編集・ライティングの日々。趣味は自衛隊の基地・駐屯地めぐりとアナログゲーム。

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