ロシア連続で「航空戦の要」喪失、実はヤバイのは“日本”? 突きつけられた現実 すぐそこにある脅威

2024年2月、ロシア空軍の早期警戒管制機がウクライナによって撃墜されました。1月に続いて2か月連続の損失ですが、実はこの戦訓を深刻に考えないといけないのは、航空自衛隊の方かもしれません。

対AWACSミサイルの破格の巨大さとは?

 2024年現在、実用化されている対AWACSミサイルとしては、推定射程距離が200~300kmのR-37があります。R-37は重量500kgで世界最大の戦闘機搭載用空対空ミサイルです。欧米の戦闘機が標準搭載する空対空ミサイルAIM-120「アムラーム」が150kgほどの重さであることを考えると、R-37はまさに破格と言える存在でしょう。搭載可能な機種はMiG-31やSu-35などであり、そのほかに開発中のステルス戦闘機Su-57も搭載される可能性があります。

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航空自衛隊のE-767早期警戒管制機(画像:航空自衛隊)。

 ただ、ロシアではR-37よりもさらに巨大な、重量750kgもある空対空ミサイル「KS-172」も開発されていました。これは完全に対AWACS迎撃用に特化したミサイルで、結局は実用化されずに終わったようですが、過去のエアショーにおいてSu-35に搭載する形で展示されたことがあります。なお、射程は400km以上と推定されます。空対空ミサイルの射程はもっぱらロケット燃料の量に依存するため、大きさが重要になります。

 R-37とKS-172、いずれもアクティブ・レーダー誘導型と呼ばれる、ミサイル自身に搭載されるレーダーで標的を「ロックオン」する自律誘導型ですが、レーダー視程は20km程度であるため、KS-172はパッシブレーダー誘導、すなわちAWACSの電波発信源を探知することも可能であると言われています。

 なお、空対空ミサイルに匹敵する、マッハ3の速度を有する超音速対艦ミサイルKh-31を対AWACSに用いるというアイディアもあります。ただし、大型の艦船を撃破する目的から弾頭重量が極めて重く、空中目標相手に十分な誘導性能を保てるのか疑問がないわけではありません。

【撃墜する気マンマン!】ロシアが作った対AWACS用ジャンボ対空ミサイルです(写真)

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