これぞ “沈黙の艦隊” ? 人呼んで「幽霊艦隊」&「骸骨乗組員」有事になったらゾロゾロ蘇る!?
世界最大の海軍力を誇るアメリカには、「幽霊艦隊」と呼ばれる一群が存在するとか。ハワイのパールハーバーにも配備されているそうですが、普段はまず話題になりません。しかも、戦争になると艦が「姿を消す」ようです。
新造するよりコスパ良し?
アメリカには、有事になったら現れる「幽霊艦隊」があるとか。それも怪談やホラー話などではなく、確実に実在しています。英語で「Ghost Fleet(ゴーストフリート)」と呼ばれるそうですが、その実体はどのようなものなのでしょうか。
世界最強の海軍力を誇るアメリカは、軍艦の建造能力においても他国を圧倒しています。しかし、それでも有事になって急に多数の軍艦が必要になったからといって、そうたやすく「新しい軍艦」を量産して戦力化できるものではありません。
そこでアメリカでは、まだまだ第一線で運用できる艦ではあるものの、最新鋭ではないものを、コスト面などの制約からあえて予備保管しています。こうしておけば、いざ大量に軍艦が必要になった場合は、新造するよりも安く短期間で艦艇数を増やすことが可能です。
このようにして保管されている軍艦群は、平素「アメリカ海軍予備艦隊(United States Navy Reserve Fleet)」または「国防予備船隊(National Defense Reserve Fleet)」と呼ばれる組織に編入されています。そしてこれら2つの組織は、「幽霊艦隊」とか「モスボール艦隊」という通称で呼ばれています。
ちなみに、後者「国防予備船隊(NDRF)」については、アメリカ海軍ではなくアメリカ運輸省海事局が運営しています。こちらは、いわゆる軍艦以外の準軍事商船など補助艦船の保管・維持を受け持っているので、軍艦が中心の「幽霊艦隊」となると、前者「アメリカ海軍予備艦隊(NRF)」となります。
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