おっさんホイホイ!? バイク業界を席捲「ネオクラ」とは “パパ感涙” ビジネスが理にかなっているワケ

昨今の二輪業界では「ネオクラ」がムーブメント。シニアから若手まで魅了するその流れのスゴさは2024年3月下旬に開催された「東京モーターサイクルショー」でも見られました。

「ネオクラ」ブームは海外メーカーにも

 一方、二輪業界のトップ企業であるホンダがラインナップしているネオクラモデルで人気なのが、GB350シリーズです。

 2023年の251~400cc排気量クラスで販売台数トップを誇るGB350シリーズですが、今回、そのラインナップへ新たに「GB350 C」が加わりました。前後のフェンダーを大型化し、フロントフォークカバーとヘッドライトカバー、タンク形状やサイドカバー、マフラーなどを、よりクラシカルなデザインに変更しているのが特徴です。

 一方のヤマハのブースには、こちらもネオクラ車として人気のXSR900をベースに80年代のレースマシンを彷彿とさせる外観へとモディファイした「XSR900GP」がありました。

 XSR900GPは、ヤマハがスポーツヘリテージモデルと銘打ち2023年10月に発表した最新モデルで、YZR500のマルボロカラーをオマージュとしています。

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トライアンフ「スクラストン」の最終モデルとなる「ファイナルエディション」(石津祐介撮影)。

 今回は、レースマシンとして人気だったRZ500RとFZ400Rのレーサーレプリカをモチーフとしたワイズギアの外装キットを装着し展示されていましたが、筆者のように1980年代のレプリカブームにどっぷりだった世代にはたまらない仕上がりに、会場でも「おっさんホイホイ」マシンとなっていました。

 ベースとなったXSR900と比べると、外観を変えただけでなく、アップハンドルからセパレートハンドルへの変更やライディングポジションの更新、車体剛性や前後サスペンションなどのアップグレード化が図られているのがわかります。

 なお、今回の「東京モーターサイクルショー」では、海外メーカーもネオクラに特化したモデルを展示しているのが多々見られました。たとえば、トライアンフやロイヤルエンフィールドなどといったイギリスの老舗メーカー/モデルも、中国やインド、東南アジアなどのマーケットを意識した小排気量クラスのネオクラ車種を展開しているほどです。こうして見てみると、ネオクラの選択肢の幅は広がっていると言えるでしょう。

 日本では、オートバイはもはや「実用品」というよりも「趣味の乗りもの」と化しています。少量多品種の製品展開をしていかなければならない中で、各メーカーのこうした取り組みは理にかなっているのです。

【了】

【おじさん感涙!?】“往年の名車” ソックリなヤマハ「XSR900GP」 ワイズギアの外装キットも(写真)

Writer:

専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。

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