「中国産の飛行機を海外へ」の本気度 エアショーで見せつけた技術力 圧巻のデモフライト… ただ取材対応には温度差

シンガポールエアショー2024は、複数の中国企業が初めて参加したことでも注目を集めました。実機を展示し、最新旅客機をデモ飛行させるなど、精力的に活動したところもありますが、その対応力、営業姿勢には企業ごとに差があったようです。

軍民でアピール姿勢に明確な差が

 AVICは独自開発した攻撃ヘリコプターZ-10MEの実機を展示したほか、屋内に大規模な企業ブースも設けるなどしていました。そこでは、同社が開発・生産する航空機の模型が軍民問わずズラリと並べられ、中には輸出向けに開発が進められているステルス戦闘機FC-31や、無人偵察・攻撃機GJ-11といった目新しい機体もありました。

 しかし、そんな充実した展示内容とは対象的に、ブースを訪れるメディア関係者に対しては特に対応することもありませんでした。そのため、メディア関係者ができたことといったら、それらの写真を撮影することくらいだったのです。

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AVICの企業展示ブース。手前には同社が生産する軍用機の模型が並んでいた(布留川 司撮影)。

筆者はブース内のスタッフ何人かに声を掛けましたが、「日本のメディア」だと伝えると、手のひらを返すかのように「ごめんなさい、質問には答えられません」と苦笑いされました。

 AVICは対応する人物を厳格に分けているようで、実際に兵器輸出に関わる軍人や関係者などは、ブース奥のクローズドな商談室に案内し、そこで対応していたようです。

 一方、COMACは民間航空機を主体に開発している会社のためか、スタッフは気さくに応じてくれました。ブース内には自社機の模型のほかに、それに関する技術的な説明を加えたパネル類も展示され、航空機に関するパンフレットも用意されていました。

 また、展示されていたC919とARJ21の機内取材をリクエストすると、わざわざ別の責任者を呼んできてくれ、対応可能か確認までしてくれました。最終的に定員オーバーで実現しませんでしたが、こうしたスタッフの対応は「自社製品を広く知らしめたい」という意識を感じさせるもので、結果云々は別にして、極めて好感の持てるものでした。

【さっそく展示中!】中国が開発中の250人乗り次世代旅客機「C929」どんな形?(写真)

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