「中国産の飛行機を海外へ」の本気度 エアショーで見せつけた技術力 圧巻のデモフライト… ただ取材対応には温度差

シンガポールエアショー2024は、複数の中国企業が初めて参加したことでも注目を集めました。実機を展示し、最新旅客機をデモ飛行させるなど、精力的に活動したところもありますが、その対応力、営業姿勢には企業ごとに差があったようです。

中国企業のエアショー参加どう決まった?

 各国のメディア関係者も今回の中国メーカーの初参加は気にかけていたようで、主催団体に対する質疑応答でも、「中国企業の参加はどのような経緯で決まったのか?」という問いがメディア側から出たほどです。それに対し、主催団体の回答は「中国企業の参加は、他の一般企業と同じように相手側から申し込みがあって実現した」というものでした。

 つまり、いずれの中国企業も自らの意志でトレードショーに参加しており、企業ごとで展示内容や取材対応に温度差こそあるものの、そこでのPRを通じて海外への自社製品の輸出を目指しているのは確かだといえるでしょう。

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COMACが開発中のC929旅客機の模型。C919よりも大型で、座席数も約100席多い290席規模を目指している(布留川 司撮影)。

 AVICは、2023年にパリで開催された世界最大の航空関係のトレードショーである「パリ国際航空ショー」にも初参加しています。新しいステルス戦闘機であるFC-31は輸出を念頭においた機体とも噂され、実機を展示した攻撃ヘリZ-10MEはすでに数機がパキスタンへ試験的に輸出されています。

 COMACも自社製旅客機の海外販売を狙っており、シンガポールへ飛来したC919やARJ21はトレードショー後、ベトナム、ラオス、カンボジア、マレーシア、インドネシアを巡るアジア実証飛行のツアーを行っています。海外の商業運航に必要な欧米機関による型式証明の問題も、C919に関しては欧州航空安全機関との協議が進められており、それによっては今後の海外セールスが拡大していく可能性もあります。

【さっそく展示中!】中国が開発中の250人乗り次世代旅客機「C929」どんな形?(写真)

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