JR中央線で“最初にできた駅”知ってますか? ちょっと意外な最古の駅 135年前の春

現在のJR中央線は、いまから135年前に新宿―立川間で最初に開業しました。現在は15の途中駅がありますが、その当時は、たった3駅だけ。最初にできた途中駅は、ちょっと意外かもしれませんが、その後の鉄道の発展を促しました。

「桜狂騒曲」が鉄道を発展させた!?

 早くから開設された境駅と国分寺駅は、当初から交通の要衝としても変貌していきます。

 境駅の開設と同時期に、駅から北の田無までを直線的に結ぶ「境新道」が開通しています。当時の周辺で随一の“街”だったのが、青梅街道の宿場として発展した田無で、境新道には駅馬車も運行されています。この境ー田無間は、いまでも路線バスの一大幹線ルートです。

 一方の国分寺駅には、5年後に「川越鉄道」が開通し、乗換駅となります。川越鉄道は現在の西武国分寺線・新宿線にあたり、新宿方面から川越(現・本川越)駅まで直通運転も行われました。

●大正時代は「いろいろな桜ルート」が誕生

 大正時代に入るとますます小金井桜の賑わいは熱を帯び、1924(大正13)年、桜シーズンの仮乗降場として武蔵小金井駅が開業し、2年後には駅に昇格。小金井桜の中心地である小金井橋に最も近い駅となりました。

 さらにその2年後の1927(昭和2)年には、西武鉄道(現・西武新宿線)の花小金井駅が小金井橋の北側に開業。この駅名も小金井桜にちなんだものです。

 翌1928年の春には、ついに国分寺駅から北へ向かって小金井桜を“突っ切る”鉄道として、多摩湖鉄道(現・西武多摩湖線)が開業。当然ながら旅客誘致に小金井桜を猛アピールしました。

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名勝小金井桜の碑(画像:写真AC)。

 このように、小金井桜は多摩地域の鉄道の発展に大きくかかわっています。「鉄道で花見に行く」という風物詩を生み出した武蔵境と国分寺の2駅が、その原動力になったと言えるかもしれません。

【了】

【え、これだけ!?】中央線「最初の駅」を見る(地図/写真)

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コメント

1件のコメント

  1. 中野駅は江戸時代から高名な新井薬師梅照院への参拝客をあてに開業しています。現在のブロードウェイ商店街などは参拝客向けの門前町が発展したものです。もちろん南側の青梅街道沿いの集落の存在もありますが。

    記事の幕府直轄地とは、徳川綱吉の時代にお犬様を囲った場所だったけど明治初期までは荒地なので駅の設置とは関係ないのでは?その場所に陸軍施設が出来たのも駅設置後です。

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