いまや激レア機「DC-8」NASA仕様機が役目終える その稀有な後半生とは? 機齢もスゴイ!

やっぱり4発はかっこいい!

1969年に製造

 NASA(アメリカ航空宇宙局)保有のマグダネルダグラス(現ボーイング)DC-8「N817NA」が退役したと、海外航空メディアなどが報じました。この機は2024年現在も運用されている数少ないDC-8のひとつ。機齢は50年以上にも及び、NASAではユニークな役割が与えられていました。

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NASAの「ダグラスDC-8」(画像:NASA)。

 DC-8シリーズは、シリーズ累計556機が製造されましたが、大半はすでに現役を退いています。ちなみにJAL(日本航空)でも初のジェット旅客機として導入。しかし、1988年に全機が退役済みです。

 NASAで使用されているDC-8-72は1969年に製造され、1985年に同局に引き取られたもの。機体は「飛行科学研究所」として改造されており、考古学、生態学、地理学、水文学、気象学といった分野における、実験用データの収集などに使用されてきました。

 この機のラストミッションは大気調査を目的とし、アジア地域の各所を飛び回るというもので、フィリピンや韓国などに飛来しました。パームデールへの帰還は4月1日で、これが同機にとってのラストフライトになったと見られます。

【了】

【写真】ナニコレ…? NASAのDC-8全貌&機内

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