その座席、実は超豪華! 驚きの移植「座席だけ名列車」たち ライバル私鉄が“夢の競演”している車両も!?

鉄道車両には、製造後に様々な理由で改装を受け、座席が交換されるものもあります。交換される座席は新品とは限らず、同時期に引退した車両の座席を譲り受け装備することも。今回は名車の座席を装備した現役車両を紹介します。

「ニューレッドアロー」の座席は2社へ

■JR四国キハ32形気動車「鉄道ホビートレイン」

 キハ32形は国鉄末期の1987(昭和62)年に製造された、JR四国の気動車です。本来はオールロングシートですが、2014(平成26)年に予土線の観光列車「鉄道ホビートレイン」として、0系新幹線を模した姿に改造されました。車内にはHOゲージの鉄道模型が飾られ、運賃表示器には東海道新幹線開業当初の12駅の駅名が掲載されているなど、遊び心のある楽しい車両です。

 そして車内の一部座席が0系新幹線普通席と同じ転換式クロスシートに交換されています。色も0系オリジナルの銀を基調としたもの。もっとも、キハ32形は現在では珍しい金属バネ台車を装備した車両で、乗り心地から新幹線を感じるのは難しいですが。

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JR四国のキハ32形気動車「鉄道ホビートレイン」。一部座席は0系新幹線の普通席の転換式クロスシート(安藤昌季撮影)。

■秩父鉄道6000系電車

 2005(平成17)年に登場した、有料急行「秩父路」用の車両です。西武鉄道10000系「ニューレッドアロー」のリニューアル前の座席を装備しています。集団見合い式の座席配置で、一部座席ではリクライニング機能も使用可能です。なお、車両中央部は向かい合わせながら固定窓なので、“特急感”があります。

■伊豆急行8000系電車

 同じく2005年より投入された、伊豆急行の通勤形電車です。西武鉄道10000系のリニューアル前の座席を備えています。

 座席配置は秩父鉄道6000系とは異なり、片側にボックスシートとして10000系の座席を配置し、もう片側はロングシートです。リクライニング機能は固定されています。

 西武10000系自体は2024年現在で現役車両ですが、すでに全車両の置き換えが発表されており、秩父鉄道6000系と伊豆急行8000系のオリジナル座席は10000系より後まで残る可能性があります。

【写真】かつての名車に座れる! 流用された列車座席をイッキ見

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