「56機vs1200機超」あまりに劣勢のウクライナ空軍パイロットが“生き残った”理由とは? 今も戦いは“終わらぬマラソン”
今でも空戦は「エンドレス・マラソン」
ほかの欧州諸国やアメリカから対空ミサイルシステムや戦闘機の供与が始まると、消耗を恐れたロシア空軍機がウクライナの勢力圏に入って戦闘を行うことは減っていきます。しかし、ときには地上攻撃を行うSu-25などを撃墜するために、ロシアの防空網をかいくぐり、戦果を挙げたこともあったそうです。
ロシア軍機の侵入が減っても、偵察用無人機や自爆ドローン、巡航ミサイルの撃墜など、任務は多岐にわたり、それもひっきりなしに飛来してくるということで、動画のナレーターはロシアとの戦いを「エンドレス・マラソン」を形容。セイバーも「ある飛行場に着陸したら、ミサイルが飛んでくるから給油が終わったら早く(離陸して)と言われることもある」と戦場の過酷さについて話しました。
なお、ウクライナ参謀本部は、2年間で350機以上のロシア軍機を撃墜したと発表しています。これは第三者機関の発表ではなく確実とは言えないものの、装備も数の面でも圧倒的劣勢にも関わらず、ロシアに完全な制空権は取られていないことは事実です。
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