新宿駅の風景から“何かが消えた”… 100年に一度?「西口から東口が見える」空前絶後の光景 再開発の全貌

世界一の乗降者数を誇る新宿駅周辺は、2021年から本格的に再開発事業が開始され、駅ビルの解体工事が進行中です。新宿にいながら空が広いなど、普段は見られない光景に驚きの声も聞かれますが、空から見るとどうでしょうか。

今だけの景色! 西口からルミネエストが見える

 駅ビル解体の口火を切ったのは、小田急百貨店本館ビルです。1967(昭和42)年に開業したこのビルは、西口地下ロータリーも手がけた坂倉準三の設計で、小窓がずらりと並ぶような特徴的なデザインでした。

 半世紀ものあいだ新宿西口の顔となっていた同ビルは2022年6月に閉館し、解体作業が始まりました。ビルの地下は昼夜問わず人々が行き交う空間のため、解体作業は時間をかけて行われ、2024年になって外観がほとんど姿を消しました。

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西から見る。西口の特徴であるメガネのようなロータリーには仮設スロープが設けられた。小田急百貨店本館の姿が消え、隣の京王百貨店ビルもいずれ解体される(2024年5月8日、吉永陽一撮影)。

 そんな変わりゆく新宿駅を、上空から捉えました。空撮は一般的な建物や街並みの撮影と同じように、セスナ機から撮影します。駅を中心として東西南北の全景を撮りつつ、機体を60度バンクさせて真上から垂直撮影し、列車と絡めて駅と鉄道と再開発を意識します。

 西口には高層ビル群が林立していますが、ビルの影が駅にかかるほど近接していないため、撮影にさほど影響はありません。ただ、再開発のディティールを記録したいため、影のない曇り空のほうが詳細に写ります。

 撮影日は2024年5月8日。新宿駅の上空は大きな雲が覆い被さり、運よく曇天状態となりました。ただし、水平線まで入れる引き絵では、晴れ間と雲影の差が出てしまいます。撮影時は水平線を意識せず、駅の周囲を被せるように斜め角度で撮るため、問題なく実施できます。

 まずは、小田急百貨店本店ビルが消えた西口を中心に記録。小田急百貨店本館が無くなっている光景は、今まで見たこともない新宿駅の姿です。駅ビルがひとつ無くなるだけで、駅前がずいぶんとスッキリしたような、何かが抜けてしまった不思議な感覚にとらわれました。

どうなる新宿! これが再開発後の姿です(イメージ図)

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