「バス専用マス」に停めないで… 高速バス「休憩」の死活問題 空いてるエリアに行け?難しいんです

高速バスの運行において「休憩」はますます重要になっています。高速道路側もこの20年ほどでバスに様々な配慮をしていきましたが、SA・PAの混雑が顕在化。休憩をめぐる問題が再び変わってきています。

バスは「休憩」が必要 しかし…

 高速バスはふつう、およそ2時間ごとに15分から20分程度の休憩を取ります。運行管理に関する法令によって、バス乗務員が連続して運転できる時間が定められているからです。休憩場所はほとんどが高速道路上のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)です。

 

 しかし、そうしたSA・PAに設けられたバス専用駐車マスに、トラックや乗用車が停まっているという問題も、しばしばSNSなどで取り上げられます。

Large 20240628 01
東名足柄SAのバス専用マス。バス以外駐車禁止と明示している(成定竜一撮影)。

 東名の足柄SA(静岡県)や中央道の双葉SA(山梨県)などでは、以前から高速バスの休憩利用が多く、高速バス専用の駐車マスが用意されていました。とりわけ足柄SAは構内が広大で、以前の高速バス専用駐車マスは、売店やレストランなどのサービス施設から遠く離れた場所でした。その代わり、事実上は高速バス利用者専用とも言えるトイレが目の前にあり、混雑が少なく意外と便利でした。

 それ以外のほとんどのSA・PAでは、トラックと共用の大型車用の駐車マスを利用するのが一般的でした。大型車用駐車マスはふつう、サービス施設から離れています。不便なうえに、バス利用者が徒歩で多くの車路を横切る必要があり、接触事故のリスクもありました。高速バスはさほどではありませんが、旅行会社のバスツアーや社員旅行などの貸切バスの乗客は、同行者と会話に夢中だったりお酒が入っていたりするので、見ていてヒヤヒヤしたものでした。

 変化してきたのは、2005年に日本道路公団が民営化されてからです。SAやPAの道路法上の位置づけが変わり、同時に経営、運営の体制も一新されました。この頃から、施設リニューアや駐車マスの再整備をする事例が増えてきました。

 それに伴い、バス専用、またはバス優先の駐車マスがサービス施設に近い位置に用意され始めました。これにより、バスからトイレ、売店などへの距離がぐっと短くなりました。なお、これらは高速バス専用ではなく、貸切バスも利用できます。前述の足柄SAも、現在はこれに当たります。

 混雑する施設では、バス専用・バス優先マスにはコーン型のパイロンを置いてバス以外が利用するのを防いでいます。それでも停められてしまう状況も多いのが現状です。

【ナニコレ!?】バス以外は「絶対に停めさせない」ハイテク駐車マスもある!(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開