「ナナメ前が見えづらい!」そんなクルマがなぜ増えたのか 未だに続く改善の試行錯誤

ナナメ前方の視界が悪い――というクルマが少なからず存在します。以前よりもずいぶん改善されてきたものの、未だに試行錯誤が続いているようです。そもそもなぜ、ナナメ前方は「見えづらく」なってしまったのでしょうか。

ドアミラーもジャマ!

 そして、ナナメ前方の視界が悪くなるもう一つの要因となるのが、ドアミラーです。日本でドアミラーが使われるようになったのは1983年から。それ以前は、ドアミラーが許されておらず、フェンダーミラーが使われていました。

 今でも「ジャパンタクシー」が、タクシー業界の強い要望からフェンダーミラーを採用していますが、実際にフェンダーミラーのクルマを運転してみると、後ろを確認するときの視線移動がドアミラーよりもフェンダーミラーの方が短いことに気づくはずです。実用性という意味では、ドアミラーよりもフェンダーミラーの方が勝ります。それでも1983年の解禁以来、乗用車のほとんどはドアミラーを採用するようになりました。

 それはドアミラーの方が、格好がよいからです。フェンダーミラーよりも、ドアミラーの方が見栄えが良いということで、あっという間に世の中はドアミラーばかりとなってしまったのです。しかも、ドアミラーをAピラーの付け根に配置するのが、もっともスタイリッシュに見えます。ですから、1980年代や90年代のクルマのほとんどは、ドアミラーがAピラーの付け根に設置されていました。

Large 20240715 01
昔のクルマはドアミラーでもピラーが細く、三角窓もついているのが一般的(乗りものニュース編集部撮影)。

 つまり、安全性を高めるためにAピラーは太くなり、一方で、格好良くするためにドアミラーはAピラーの付け根に配置されました。その2つの結果として、“ナナメ前”の見えにくいクルマができ上がったのです。後ろをよく見えるように、ドアミラーを大きくすれば、さらに“ナナメ前”の視界は悪化します。

【写真で比較】確かに良くなった歴代フリードの「前方視界」(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス