「すごく安定している」 特定原付の「四輪型」使い勝手バツグン!? 高齢者の免許返納で熱視線のワケ
70歳、クルマを降りて不便さを実感
2024年7月21日、東京都江東区での試乗会には、免許返納を前にした人が遠方から訪れました。
神奈川県大和市在住の男性は、70歳を過ぎて乗用車を手放しました。運転免許はまだ手元にありますが、そこで改めて実感したことがあると言います。
「これまでよく行った遠くのスーパー、気に入っているレストランに行けないですね。バスがあるけど、時間がかかって不便なんです。自転車でいいじゃないかと思っても、高校の通学以来乗ってないし、持ってもいない。やっぱり乗用車のかわりに簡単に乗れるものがないとだめだ、と思って試乗する気になりました」
グラフィットが提案する四輪型は、車幅60cm。自転車のハンドル幅と同じです。免許不要である特定小型原付の規格なので、返納後も乗ることができます。
公道走行の基本は最高速度20km/hで車道左端を走りますが、特例特定小型原付としての機能(最高速度6km/hモード)も備えているので、自転車が通行できる歩道も走ることができます。この点では、歩道のみを走行できる速度6km/h以下のいわゆる「シニアカー」と比較すると、実用性が期待できます。
70歳の男性は、四輪型の運転感覚について、こう話します。
「この四輪型はスロットルを離すとブレーキがかかるので(※減速で回生ブレーキが効くので滑走せず、短い距離で停止する)、乗りやすかったです。普通はアクセルを戻しながらブレーキ踏まないといけないですから乗りやすいです」
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