台湾に現存「旧海軍の軍艦」が神様の廟とは!? 軍艦は電動仕様 安倍元首相の銅像も

台湾南部の港湾都市である高雄市。ここには、なんと旧日本海軍の軍艦が神様として祀られている廟があります。このような場所が作られることになった経緯、現地の様子について取材してきました。

安倍元首相の功績を称えた銅像も

 海外で日本軍艦が祀られているという特殊性から、1990年代以降、この廟のストーリー性ゆえに日本人旅行者にも徐々に知られるようになり、やがて「日台交流の重要スポット」として認知されるまでに至っています。

 また、2022年には、同年に銃撃を受けて亡くなった安倍晋三元首相の慰霊銅像を日台の友好に尽力したという理由から廟の一角に設置。この銅像は日台双方の報道で取り上げられ、結果的に「38にっぽん軍艦」がさらに広く知られるきっかけにもなりました。

 実は、「38にっぽん軍艦」以外にも、台湾には日本統治時代に実在した日本人を神として崇拝している廟が複数あります。

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「保安堂」には、前述の「蓬」関連の展示と合わせて、安倍元首相関連のものも複数展示されている(2024年、松田義人撮影)

「神」として祀られるようになった日本人のストーリーと、今日まで大切に各廟を守り続けている台湾人関係者の献身的な行いには、頭が下がる思いです。現地に行けば、連綿と続く日台の歴史をひしひしと感じることができるでしょう。

【了】

【すげえ……、ホントだ】これが、安倍晋三元首相の銅像です(写真)

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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