「西武線のジャンクション駅」ついに大化け!“脱ベッドタウン構想”が大詰め 伝説の車両工場跡地に巨大モール
通過点のベッドタウンから「リビングタウン」に進化
「エミテラス所沢」は地上7階建てで、延床面積は約12万9000平方メートル、店舗面積は約4万3000平方メートル。駐車場は約1700台を収容します。キーテナントとして全12シアター(1872席)を備えた映画館「T・ジョイ エミテラス所沢」のほか、ユニクロ、ジュンク堂書店、サミットストアなどが出店する予定です。
施設の中央に位置する吹き抜け空間には、国内の商業施設で最大規模となる547インチ(縦7m×横12m)の大型LEDビジョンなどを備えたイベント空間が設けられます。4階には富士山を望むことができる「そらもくひろば」、約1000席のフードコートも誕生します。
施設概要の説明会で、西武リアルティソリューションズの川田武 都市開発部 沿線開発事業室 所沢西口課長は「所沢エリアをベッドタウンから、暮らす・働く・学ぶ・遊ぶという4つの要素が全て揃う『リビングタウン』へ進化させる街づくりを進めてきました」と力を込めました。
所沢駅周辺では、2018年3月に駅ビル「グランエミオ所沢」の第1期、2020年9月に第2期が開業。2021年3月には埼玉西武ライオンズのベルーナドーム周辺が「ボールパーク」化されたほか、同年5月には西武園ゆうえんちもリニューアルするなど、西武グループが沿線価値の向上を目的とした取り組みを進めています。
今回の「エミテラス所沢」は、駅周辺開発の集大成となる賑わい拠点で、駅利用者数の更なる増加も見込めそうです。
【了】
コメント