『JTB時刻表』なのに鉄道なし!? 航空ダイヤに特化した“分冊版”一気に3種誕生 充実の掲載内容

航空ページが独立。

11月号から月刊で発行

 JTBパブリッシングが、月刊誌『JTB時刻表』の分冊版として、『JTB時刻表 国内航空ダイヤ』『JTB時刻表 国際航空ダイヤ』『JTB時刻表 国内・国際航空ダイヤ』を2024年10月21日に発売しました。

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羽田空港(乗りものニュース編集側撮影)。

 航空便の時刻は、既存の『JTB時刻表』にも掲載されていますが、今回、3種類の月刊誌として新たに誕生しました。それぞれの掲載内容は次のとおり。

●『国内航空ダイヤ』:国内線ダイヤに特化
・空港連絡バスおよび乗合タクシー
・航空各社予約・案内センター
・路線ごとの通常期・多客期の航空各社運賃目安
・便ごとの航空各社使用機種
・羽田・成田・中部国際・関西空港の航空会社別ターミナル案内
・特定空港の旅客施設使用料

●『国際航空ダイヤ』:国際線ダイヤに特化
・搭乗案内
・航空各社(2レター順)予約・案内センター
・路線ごとの所要時分および時差(サマータイムにも対応)
・便ごとの航空各社使用機種および座席クラス、コードシェア、経由便の場合の経由地
・都市・空港コード(3レター)

●『国内・国際航空ダイヤ』:国内線・国際線の内容を一つにまとめた完全版

 いずれも誌面は、路線ごとに就航便(LCCを含む)を一覧できます。第1弾の2024年11月号では、国内線は2024年10月27日~2025年1月6日の最新ダイヤ、国際線は2024年10月27日~2025年3月29日の最新冬季ダイヤを掲載しています。

『国内航空ダイヤ』11月号は30ページ・定価605円(10%税込)、『国際航空ダイヤ』11月号は28ページ・定価605円(同)、『国内・国際航空ダイヤ』11月号は58ページ・定価990円(同)です。いずれもB5判。Amazonなどでプリントオンデマンド販売されます。12月号以降は、月刊誌『JTB時刻表』の発売日にあわせて毎月発行予定です。

『JTB時刻表』の航空ページの歴史は、戦前まで遡ります。

 1929(昭和4)年、日本航空輸送の東京~大阪~福岡~蔚山~京城~平壌~大連間の定期航空便ダイヤを掲載開始。1941(昭和16)年から一時取りやめたものの、戦後の1951(昭和26)年に東京~大阪~福岡間の定期航空便が再開したことを受け、国内線の掲載が復活。1954(昭和29)年には、東京~米サンフランシスコ間の定期運航開始に伴い国際線ダイヤの掲載も再開されました。

 その後、国際線ダイヤは、1962年4月号~1987年5月号と2016年4月号~2017年3月号で掲載休止期間がありましたが、国内航空路線は掲載を継続。2017年4月号以降は、国内線・国際線両方のダイヤが掲載されています。

【了】

【画像】これが『JTB時刻表』航空分冊版3種の表紙です

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