世界的には当たり前!?「戦闘機とウチの特産品、交換しない?」 まるで“わらしべ長者”なやり方の真意とは
イラクがフランスから「ラファール」を購入するという報道がありました。しかも、普通に買うのではなく、自国で産出される石油をその代わりにするそうです。
石油で最新戦闘機をゲット!?
イラクがフランスのダッソー製の戦闘機「ラファール」を12機調達すると、2024年10月中旬ごろからフランスをはじめとした複数の欧州メディアで報じられています。約32億ドル相当の契約になるそうですが、この支払い方法が実は特殊です。イラクは自国で産出される「石油」によって支払う模様です。
つまり物々交換で兵器を入手しようという訳ですが、実はこのような契約方法を取るケースはほかの国でも過去にありました。
イラクと同じく産油国であるサウジアラビアでは、1985年にイギリスから「トーネード IDS」戦闘攻撃機を96機購入する際に、購入資金の代わりに相応の原油を供給するという取引をしたことがあります。
また、2006年にユーロファイター「タイフーン」を72機購入する契約を結んだ際も同様のことを行っており、この一連の取引は「アル・ヤママ武器取引」とも呼ばれます。
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