東京‐名古屋をかッ飛び! JRバス最速「新東名スーパーライナー」はどれくらい速いのか

新東名「最高速度120キロ化」 ではバスは?

 ところで、新東名は大型バスを含む大型乗用自動車でも、最高速度120km/hが一部区間で認められている高速道路です。最速の「新東名スーパーライナー」は、新東名をどのくらいのスピードで走るのか、実際に乗車して確かめてみました。

 乗車したのは、名古屋駅を17時30分に出発する「新東名スーパーライナー22号」です。東名ハイウェイバスとしては、東京駅に向かう最終便となります。

 東名ハイウェイバスは、JRバス関東、JR東海バス、JRバステックの3社により運行されています。「22号」はJRバステックによる運行です。

 名古屋駅の新幹線窓口にはJRバスの窓口もあり、列車のような感覚できっぷを購入できます。一般の高速バスと同じくインターネットでの予約も可能です。運賃は5500円。鉄道だと運賃だけで6380円ですから、割安です。

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浜松いなさJCT~御殿場JCT間は、最高速度が120km/hとなっている(2024年9月、安藤昌季撮影)。

 さて、発車5分前となりましたが、バスは姿を現しません。発車予定の3番乗り場に名神高速バスが入ってきて乗客を降ろし、肩透かしをくらいました。名古屋市内の渋滞で遅れているようで、「22号」が乗り場に到着したのが発車間際の17時29分。多数の乗客を乗せて17時32分に出発しました。

 数えると乗客は32人。2+2列座席の大半が埋まっていて、乗車率は90%を超えていると感じました。長距離用ですので最後尾にトイレもあります。座席はやや硬めで、フィット感に優れたもの。シートベルトがなかなか伸びず、締めるのに苦労しました。付帯設備としてはコンセントとドリンクホルダー、荷物棚。最前列なので目の前にテレビモニターもありますが、休憩地などの到着間際以外は消えていました。

 渋滞のため、山王インターから名古屋高速に入ったのは17時52分。時刻表上では東京の霞が関まで無停車ですから、ダイヤ通りなのか確かめる方法はありませんが、高速道路に入るのに20分かかっています。

【写真】これがノンストップ「新東名スーパーライナー」車内です!

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