埼玉のミニ鉄道「ニューシャトル」に“新車”登場 アタマがレインボー!な特別編成 中身も一味違う!
大宮駅と内宿駅を結ぶ新交通システム「ニューシャトル」に、新たな車両が加わりました。これまでの車両とはちょっと違うようです。
仕様変更点や置き換え車両は?
今回導入される2020系の第26編成「ハッピーレインボートレイン」は、車体形状や走行性能、保安装置、ブレーキ装置など、基本的な部分は従来の2020系と同じです。ただ仕様変更点もあります。
・車内の車いすスペースを増設(2号車と5号車)。
・優先席を増設(2号車と5号車に各3席、計6席)
・昨今の感染症対策を踏まえ、換気装置を増設(2号車と5号車の換気装置を1台から2台に)
・車内の快適性向上のため、暖房機を増設
レインボーカラーの外観も、これまでの単色の2020系と比べて個性が際立つ車両となりました。ちなみに、「ハッピーレインボートレイン」の由来は、吉兆とされる虹色の雲「彩雲」とのこと。利用者にハッピーになってほしいという想いが込められているそうです。今後、2024年11月25日から営業運行を開始する予定です。
また「ハッピーレインボートレイン」は、年度内を目途に引退する見込みである1050系(第52編成)の後継車両となります。最後まで残る1050系(第53編成)は当面走るものの、既存の車両数で列車本数を維持できるため、後継車両が投入されないまま、いずれ引退するといいます。最終的にニューシャトルは、2000系が7編成、2020系が6編成の計13編成となり、これまでの14編成体制から1編成減る形となります。
報道公開・試乗会で挨拶した埼玉新都市交通の唐澤朝徳社長は「この26編成は2020系シリーズで最後の車両となるため、それに相応しいデザインを3年前から考え、車両メーカーとやりとりをしていました」と述べ、「長い間愛される車両になってほしいという思いで、愛称もつけました」と明かしました。
【了】
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