開業迫る上野東京ライン 常磐線に憶測渦巻く

来春に開業予定の上野東京ラインにおいて常磐線がどういう扱いになるのか、様々な憶測を呼んでいます。そこには常磐線の他路線とは違う、独特な事情がありました。

1路線だけ性質が異なる常磐線

 上野~東京間を結び、上野以北と東京以南の間で直通運転を可能にするJR東日本の「上野東京ライン」。2008年4月に着工され、東日本大震災での工期延長もありましたがいよいよ来年、2015年3月に開業する予定です。現在その区間では毎日のように、乗務員の訓練などを目的とした試運転列車が走っています。

東京駅で発車を待つ上野東京ラインの試運転列車(2014年9月17日、恵知仁撮影)。

 ただそのダイヤについて、現時点では具体的に発表されていません。そのため上野東京ラインの開業で特に常磐線の「中距離電車(青帯の電車)」「快速電車(緑帯の電車)」がどうなるか、鉄道ファンのなかで憶測が広がっています。

 上野東京ラインに直接関係する路線は、以下の4路線があります。

・東京駅から横浜駅方面へ向かう東海道本線
・上野駅から大宮・宇都宮駅方面へ向かう宇都宮線
・上野駅から大宮・高崎駅方面へ向かう高崎線
・上野駅から取手・水戸駅方面へ向かう常磐線

 にもかかわらず、なぜ常磐線が注目されているのでしょうか。

 その大きな理由として、この4路線のなかで常磐線だけ特異なことが挙げられます。それ以外の3路線は車両が基本的に同じで共通的に使用でき、すでに新宿駅経由の湘南新宿ラインで「宇都宮・高崎~東海道・横須賀」の直通運転を実施しています。グリーン車2両を備えた10両が基本編成で、それに付属編成の5両が連結され最大15両というのも同じです。

 そのため上野東京ラインが開通した際に宇都宮・高崎線と東海道本線が、すでに行われている湘南新宿ラインのように直通運転する姿は想像に難くありません。しかし常磐線は、状況が色々と違うのです。

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