運転経路を当日に突如変更 豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」に何が?

貨物列車に道を譲った豪華寝台特急

 迂回運転を行った10月27日の「トワイライト」は、次の時刻で走りました。

京都 12時31分発
河瀬 13時11分着/24分発
米原 13時36分着/39分発
近江塩津 14時05分通過
敦賀 14時19分着

 京都駅を、本来の湖西線経由のダイヤから6分遅れて発車。13分停車した東海道本線(琵琶湖線)の河瀬駅(滋賀県彦根市)では長浜行き新快速、名古屋貨物ターミナル行き貨物列車、和倉温泉行き特急「サンダーバード」19号に追い抜かれています。そして近江塩津駅で湖西線と合流して本来の経路に戻り、敦賀駅には33分遅れで到着しました。

 筆者はこの日の「トワイライト」に乗車しており、河瀬駅で列車の通過待ちをしていた際、レストランカーにいました。すると周囲から聞こえてきた「特急(トワイライト)が新快速に抜かれた!」「貨物にまで抜かれた!」と笑いながら話す女性たちの陽気な関西弁。約1500kmという日本一長い距離を22時間かけて走行し、1分1秒を急ぐ旅ではない豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」らしい風景かもしれません。

 さて実は、この10月27日の札幌行き「トワイライト」と風の関係は、これで終わりではなかったりします。日付が変わって午前0時過ぎの秋田県内、日本海のすぐ近くを走る羽越本線羽後亀田~道川間で強風のため徐行運転。終点の札幌駅に到着したのは、定刻より56分遅れの10時48分でした。

 また札幌駅に到着したのち、「トワイライト」のきっぷを持って同駅の改札口を通ったとき、JR北海道の駅員さんは言いました。

「列車が遅れまして大変申し訳ございませんでした」

 自然現象なので誰が悪いわけでもないですし、JR北海道管内に遅れの原因があったわけでもありませんが、北海道の旅が気持ちよく始まりました。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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1件のコメント

  1. 久しく列車での旅をしていない。
    現状では中々そんな余裕はないが、又、列車での旅がしたいですね。