幸せの黄色い電車? 「西武らしい電車」がメトロ、東急方面へ初登場

「黄色い電車」が与える影響

「黄色い6000系電車」運転初日の4月18日(土)は、それを使って池袋発14時15分発の快速急行所沢行き臨時電車を運転するそうです。それ以外の運転は4月17日現在、決まっていないとのこと。ただ西武鉄道「お客さまセンター」(04-2996-2888)で教えてくれるそうです。

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ラッピング作業風景。車両の連結部分では銘板なども上手く処理する必要がある(2015年4月17日、恵 知仁撮影)。

 西武電車におけるひとつの象徴ともいえる「黄色」は、1969(昭和44)年の西武秩父線開業に合わせて登場した101系という電車が最初です。それまでの西武電車はローズレッドとベージュのツートンカラーで「赤電」と呼ばれていましたが、101系は西武秩父線沿線の「緑」に映える色として黄色とベージュのツートンカラーを身にまとい、登場しています。

 近年の鉄道車両は塗装の必要性が低いステンレスやアルミ車体が多く、シルバーボディに色の帯がまかれた車両が多く存在。特に鉄道への関心が薄い人にとって、一見では印象に残りづらい、区別が付きづらいことも考えられます。

 そうしたなか、この電車が西武らしい「黄色」で東京メトロ線や東急線、みなとみらい線をこの電車が走ったら、「西武」の認知度向上にも繋がるかもしれません。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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